らふ亭

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今日は少し冷える。
チャコールグレーの襟をつけてみたカシュクールワンピースに
袖にたっぷりとギャザーを入れた、しわしわの白いリネンのシャツと、
息子のカバーオールと同じ生地で仕立てた、ネップのある綿シルクのたっぷりパンツ。


服をつくっているから。といって、
全部自分の服でコーディネートすることは、あんまりなかった。
今までは敢えて、つくった服は1点だけにして、
買った服と合わせることが多かったように思うが、


最近、気がつくと
全身、自分の手からうまれた衣服で包まれている。
(というか、服を買うことがなくなった)



オーダーいただいた服をつくりながら、
自分の服をつくることまで手が回らず、
新しくつくった服も「残ったら自分の服にしよう」と思いながら、
なかなかそうも行かず。。


サンプルと称して、自分の服を少しずつ紡ぐ。




手づくりの市をしながら、
服をつくりながら、
もちろん、日々の生活も紡ぎながら。


ふと、自分がほんとうにつくりたいものは何なんだろう。と立ち止まる。
「ミヤイさんにつくってもらいたい」と
言っていただけることなんて、
ものをつくる上で、こんなにしあわせで恵まれたことはないから、
「そのまんまでいいんです」ということばを心に、
自分の手をもう一度見つめ直して、つくりたい。



2つのてのひら。
その中にあるものをまず大事にしよう。
溢れ落ちるものを、必死に掬うことをせずに。



そういうものは、きっとつくったものからも伝わる。






そんなふうに思った、今日のご紹介は、
「らふ亭」さん。


一度、手づくりの市には出展していただいたことがあります。
そのときに多くのことばを交わしたわけではないのですが、
今回いただいたお申し込みの際のことばが、
何だか心に響いたのです。


出展をぜひお願いしたい。と思いました。




らふ亭



古い金具や廃材を組み込んで、つくる木工小物。
木工と出会って、10数年。
大きな家具にハートの切り抜き(うちの実家にもあった!)時代を経て、
今の作品のスタイルに辿り着いたそう。


無垢材のひとつひとつ違う表情や、
節、欠けの部分などに惹かれ、
金具の古さ加減もそれぞれ、もう今は廃番となった金具もあったり、
どこにどう使うのか。。考えているときが、至福の時。


「古いテイストだけではなく、本当の古いものと合わせて出来る新しいもの。
これ面白いって言ってもらえる木工小物を作っていきたいと思っています。」




8月に行った企画展を経て、
自分のつくるものの方向がやっと見えてきたという、らふ亭さん。


そう思えたときから、つくるものは、
ますます輝きを増すように思います。




イベントなるものを初めて経験したのが、
この手づくりの市。
原点に戻って、自分の気持ちに素直に向き合ったものをつくっていきたい。という
らふ亭さんの作品が、とても楽しみです。






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