いのちのバトン

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出産予定日まで2週間ちょっとの2月1日。
息子、スキー合宿へ旅立つ日の朝、
集合場所の大阪駅まで送っていく。

息子が合宿から帰ってきたら産もう!と
心づもりしていたこともあって、
夫婦2人でのお出掛けもこれでしばらくお預けだなぁ。。と
久々の大阪市内を満喫するつもりで、
とりあえず、旦那お気に入りの港へ向かい、着いたそのとき、
旦那の電話が鳴った。

年末に入院した旦那のおじいさんが危篤だという知らせ。


出来るだけ冷静に、
急いで高速に乗って病院へ向かうも、
インターを下りる手前。というところで、
息を引き取った。と連絡が来てしまった。

旦那が今継いでいる会社を興した偉大なおじいちゃん。
そして、旦那の大好きなおじいちゃん。

とにかく、気丈に病院へ向かおうと、
前を向いて車のハンドルを握る旦那の横顔を見ながら、
涙がただただ溢れた。

病院に着くと、呼吸が止まったままの姿のおじいさんと
目を真っ赤にした旦那の両親がいて、
あまりにリアルな死の姿に、
心の中がグラグラと揺れ、呆然となる。


年末に入院し、年始には危篤状態に陥りながらも、
そこから、奇跡的に持ち直し、
一時は諦めかけていた、赤ちゃんの誕生をお見せ出来るかもしれない。。
とみんなで希望を抱いた矢先の急変でした。


合宿を楽しみに出掛けていった息子を連れ戻さないことにして、
慌ただしく法事の準備へ。
といっても、身重の私はほとんど役に立たず・・
旦那が私の分もテキパキと動き回る。

そうでもしていないと、
悲しみに押しつぶされそうだったのかもしれない。

そうして迎えたお通夜の日。2月3日。
私の両親、弟も参列しに来てくれる。
お通夜が終わり、「産まれたら連絡するわー」と見送ったのだが、
まさか、この日のうちに産まれるなんて
そのときは、まるで思ってなかったのだ。