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日の出製作所
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東大阪市、工場地帯の一角。
去年、知り合いの陶工房の奥に引越しした
「日の出製作所」さん。
主に木をつかい、金属も組み合わせたりしながら、
おもちゃやカトラリー、コーヒー道具など、
さまざまなものをつくっています。
お父様が鉄工所を営んでおられたという日の出さんにとって、
「つくる」は幼い頃からとても身近にあるもので、
何と、小学生の頃、
分度器を買い忘れていたことに気づき、困っていたら、
お父様がお茶碗をガイドにして、お手製の分度器をつくってくれたんだそう。
「目盛りも何となくやったような(笑)」という手作り分度器。
その時は、学校に持っていくのは恥ずかしかったけど、
今になって、「そういう発想が生活する上でとても大事なことやな」と、
今の自分のものづくりにも深く影響しているような気がする。と日の出さん。
こどもゴコロだけでなく、
おとなのココロもきゅっと掴む、
そんなおもちゃが生まれる場所を1度見てみたくて、
日の出製作所さんの工房へ、
先日、家族でお邪魔させてもらいました。
こどもたちといっしょに何かつくらせてもらえませんか?と
図々しくお願いしてみた私。
日の出さん、竹とんぼ工作を考えてくれました。
パカッと竹を割り、
穴を開けたり、ヤスリがけしたり。
こどもチームだけでなく、
私たち大人チームにも工作を考えてくださった
日の出製作所さん。
旦那が黙々と製作中。
火で炙って、羽をひねって完成させた竹とんぼは、
思いの外、うまく飛ばず、、
ありゃー!
「うまくいかない時もある」
そんなものづくりの醍醐味も味わいながらも、
日の出さんお手製の「コマ塗り回転盤」で、
コマ塗りの体験もさせてもらい、
大人チームも力を合わせて、
何とか工作を完成。
ピアノ線を曲げてつくったハンドルを回すと、、
丸い玉がくるくると、、
ずっと見続けていられる、
ユニークなからくりおもちゃが出来上がりました!
「こんなおもちゃがつくりたいと思ってるんです。」と日の出さん。
イメージするのが苦手だから、
ひたすら手を動かしながら、形づくり、
「これっ!」というものを選び取る。
大人もこどもも、
時間を忘れて夢中になって遊べるおもちゃは、
電動的な派手な動きはないけれど、
自分の手を動かし、伝う
自由自在なもの。
遊ぶ。生きる。楽しむ。
シンプルで根源的で愉快なおもちゃ。
みなさん、めいっぱい
遊んでください!
日の出製作所
よく食べ、よく眠り、よく遊ぶ。ための。
道明寺天満宮手づくりの市
2018.9.30(日)
10:00〜2:00
大阪府藤井寺市道明寺1−16−4
近鉄南大阪線「道明寺駅」より徒歩3分
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