1Fの会社事務所で経理事務の仕事を手伝いながら、
昨年10月にひらいた展示受注会でオーダーいただいた服を
2Fのアトリエでコツコツ製作。
1Fと2Fを行ったり来たり。
会社の電話番もしているが、なんと営業の電話が多いことよ。
こないだの電話では、とうとう自動音声の営業で、
ビックリし過ぎた。そんなものが成り立つのかね。
これは丈+20cm、こっちは+18cm、あっちは+15cm
細かくいただいているオーダー。
間違えないように。間違えないように。
細切れの時間をかき集め、
トイレに行く間も惜しいくらいの気持ちで、ミシンに向かうけれど、
1着仕上げるのにも、どうしても時間が掛かってしまう、、
そんな私の状況も分かってくださった上で、
「待つのも楽しいんですよ。」とみなさん、優しく言ってくださるのが、
逆に気を遣わせてしまっているようで、本当に申し訳なく思っていたのだけど、、
「待つのも楽しいんですよ。」の気持ちが
私も今楽しくて楽しくて仕方ない。
というのも、
結婚したのと同じ時期くらいに購入した車が、10年目を越えたあたりから、
助手席のパワーウィンドは開きはするものの、閉まらなくなり、
(たまにうっかり開けてしまって、あ”ーーっってなる。
ガラスを手で押し上げると何とか閉まる。)
エンジンからもおかしな音がするので、
とうとう買い替えることに。
ちょうど市をはじめたくらいの頃に、
「国産車でカクカクしたカッコいい車があるんやー。」と知り、
羽曳野にその車種を専門に取り扱う車屋さんがあることを、出展者さんに教えてもらって、
買う予定もないのに、見にだけ行ったのが7年前くらいのこと。
数年後、もう1度行ったが、車検のタイミングと合わず、、断念、
今年の秋、3度目の正直。
(車屋さんからも「ようやくこの時が来たんですね。」と言われた。)
色も迷った挙げ句、やっぱり希望の色に塗装することに。
1人ひとりにオーダーメイドの1台を。と、
内装シートの張替えをカスタマイズできるということで、
納車まで半年。
まさか自分が車を運転する生活を送るなんて、
思ってもいなかったので、うれしさが倍増。
(おととし旦那が右足を負傷したことがきっかけで、ペーパードライバーを卒業。)
素敵だと思っていた車を自分が運転できることになるとは。
つくづく人生は何が起こるか分からないもんだな。と思う。
我が家の新しい家族に会えるまであと少し。
乗ってどこへ行こう。トランクみたいな車。
車に貼るステッカーもつくろうとあれこれデザインを考えている。
本当に欲しかったものを
待つってこんなに楽しいのかー。
私の服もそんなふうに思って頂けるように、
待って頂いている方のお気持ちに少しでも応えられるよう、
心を込めてつくりたい。