インフォメーション横、おっきなテーブルに
[ TEDUKURI NO BOOK vol.1 ]スペースと
旦那の<38/W PHOTO.>スペース。
「季節と 大切なひとと 撮る」という
撮影スタジオのコンセプトが少しでも伝わるように。と
事前にシュミレーションして、スケッチまで描いたのに、忘れてきた、、、
と思ったら、帰宅後、かばんの中にちゃんとあった。ありゃー。
拾った鳥の巣と、
集めた石と、
小屋の後ろで剪定した、
大きな大きな月桂樹の枝を吊るして、
ちっちゃなテーブルに、
私の<product by 38_WORKS.>スペース。
布の破片から手触りが伝わりますように。
おつくりした服を着て来てくださった方に
たくさん会えた。
そのことがどれだけ勇気をくれることか。
市が無事終わったから、春を待つ服を
少しでも早く届けたい。
昨年末に家族撮影に来てくれた男の子にも会えた。
ZZZ...!?
ZZZ...!!
完売後、あたたかな陽気の中、眠っておられる姿を発見。
遠足の前の日みたいな楽しみとドキドキで、
一睡も出来ず、市の日を迎えたという「月の温」さん。
遠くから、蒸しぱんを持って。はとても大変だったに違いない。
ふと思い出す。
「ここで市をひらきたい」って思ったのは、
毎月25日に行われていた骨董市に、
まだ生まれたばかりのはるとを連れて遊びに来ていた時で、
まばらな出店。季節は冬。
お店には誰もいなくて、店主らしきオバちゃんは向こうの方のブースで喋ってる。
ストーブに鍋焼きうどんをのっけて、すするおっちゃんや、
居眠りするおっちゃんのゆるやかさに、
「あぁ、こんな感じの、手づくりバージョンの市が出来たらいいなぁ。」と
思ったんだった。
まさに夢が叶った瞬間。
私は寝ていません。起きています。
世界中の誰よりも、この市の開催を楽しみに待っている私。
そして誰よりも、楽しむ私。
実物を見るのが楽しみだった、
MMMMADEさんのロープつきの帽子を張り切って試着。
独特なパターン構成。カサっとした生地感。
自分で言うのも何ですが、
とても似合っていたので、いただきました。わぁーい。
「大変でしょう。」と言われても、
「楽しい。しかないけれどなぁ。」とピンと来ていなかった市の運営も、
時を経て、
自分たちの活動とのバランスがうまく取れず、
ふっと気を抜くと、心が何度も折れそうになる。
もっと省略できることもあるはずなんだけど、
そうすると、この市はこの市でなくなるような気がして、
必死に踏ん張る時もあって、
得体の知れない虚しさが込み上げてくることもある。
市も私たちも新たなステージに入ったような。
しがみついたりは決してしないけれど、
私はもう少しここで笑っていたくて、
そのための方法や力を得たいと思っている。
やっていることが誰かにちゃんと伝わっているかもしれない。
そう勘違いでも思えた時、頑張っていける力が湧いてくる。
共鳴する世界が在ることに、
ただただ感謝。
今回も小さな市にあたたかなお気持ちを寄せてくださり、ありがとうございました。
携わってくださった全ての方々へ心からの感謝が、届きますように。
次回は緑こぼれる5/28(日)
またお会いしましょう。
38_WORKS. 宮井貴弘 美咲