雑誌のページで随分前に見てから、ずっと心に残っていた
カミツレの花が景色一面に広がる風景。
(カミツレとは「ジャーマンカモミール」の和名)
なんてきれいな場所なんだろう。
どんな場所なんだろう??
大町市で2泊した後、
ずっと恋い焦がれていた場所へ。
辿り着いた「八寿恵荘」
日本初の「BIO HOTEL」に認証されたという宿は、
そのすみずみまで清らかな空気が、
すーっと流れていて、
地元の木をふんだんに使った建物の
木の香りとほんのり甘いカモミールの香りが、
身体いっぱいに広がる。
唯一、空いていたのが、運よく大部屋で、
大きな窓一面、緑しかない風景。
ひたすらに本が読めるしあわせ。
ツリーハウスを
探検したり。
ぶらぶらしてたら、
刈り残っていたカミツレの花を発見!
わぁーい!
夕方は、
かまどでごはんを炊くお手伝いをしたり。
お水が美味しいからか、
その炊き上がったごはんが、すんごく美味しくって、
みんなそれぞれ3杯お代わり。
カモミールで蒸したサーモンやコロッケなど、
いろんなメニューの中に、さりげなく。
どれもほんとうに美味しいお料理でした。
朝ごはんはおかゆさん。
宿の隣にある「カミツレ研究所」で、
製造されているスキンケアアイテム「華密恋」の
工房見学もさせてもらえました。
「オーガニック」という言葉さえもなかった
私が生まれた頃に、誕生したという「華密恋」
自分たちのやっていることも、信念を持ち、
誰かをよろこばせたり、癒したり、
心地よさを感じてもらえるものでありたい。と
強く感じる一方で、
そんな、
心と身体がどこまでも解れていく
贅沢すぎる空間にいるにもかかわらず、
積み木の取り合いで些細な喧嘩していた子どもたちに
「イラーーーッ!!」としてしまった私。
そこから、気持ちが落ち着くまでに少し時間が掛かって、
今思えば、何てもったいないことを、、
気持ち1つで、
自分の居場所を心地良く出来たり、
息苦しくさせてしまったり。
どこにいたって、結局は自分なんだな。
心から楽しむことも、
つまらなくするのも。
そんな解り切ったことを
改めて思い知る。
ご縁が生まれるかもしれない長野県。
次はカミツレの花が咲く頃に。
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カミツレの里 八寿恵荘
399-8604
長野県北安曇郡池田町広津4098